接吻キング　AV男優、小沢とおる出演作品でオナニーを

オナニーは、セックスの”予行演習”として、童貞諸君には不可欠のものです。射精の何たるかを身をもって覚え、手淫することでペニスを鍛え、さらにはＨなことをイマジネーションすることで脳を鍛える。こう並べていくと、まったくいいことずくめのオナニーですが、いまから三、四十年まえは罪悪視されたことを思えば、隔世の感があります。

雑誌などのセックス相談で、昔は、「オナニーがやめられないのですが、どうしたらいいのでしょう」といった悩みが圧倒的に多く、中には「オナニーをすると背が伸びないというのは本当ですか」といった、今から思えば微笑ましいものも少なくありませんでした。

さて、そのオナニーですが、医学的見地から見て、青春時代の過度のオナニーは是か非かという問題になると、いまもって明確に答えられる専門家も少なくないのではないでしょうか。「過度のオナニーは背が伸びなくなる」と答える人はさすがにいないようですが、のちのちセックスライフにオナニーがどう影響するかという本質的な問題になると、諸説ふんぷんというのが現状です。

若いうちは、精力があり余って当たり前です。「もやもやするなら、運動などで昇華しましょう」と言われても、やっぱりオナニーはやりたくなります。

データによると、毎日一回オナニーするのは、やりたい盛りの中・高校生でも四人に一人くらいで、平均的には週に二～五回。オナニーの開始期としては、男性の約八十パーセントが十三～十五までとなっていて、オナニーの快感を覚えた当初は、それこそ食前食後といった頻度で行なっています。この時期のオナニーの回数については、体調など個人差があるため一概に論ずることはできないにしても、乱暴に言ってしまえば一日に二回でも三回でも、やりたいだけやってもかまわないのです。

オナニーの本質は、セックスの”予行演習”にあります。セックスの代償行為なのです。オナニーの頻度が高い若者は、それだけ性的イマジネーションが豊かなわけで、むしろ後のセックスライフにプラスとなるように工夫しながら行なうとよいのです。

オナニー（自慰）は、この世ではじめてオナニーをしたとされる人間の名前からとった言葉です。

語源にされた男は、旧約聖書の創世記に登場するＯｎａｎ（オナン）というユダヤ人。けれども、オナン自身は「俺はオナニーの元祖じゃない」と天国で抗議しているかもしれません。

ことの起こりはこうです。オナンには兄がいましたが、その兄は子供ができる前に、若い妻を残して死んでしまいました。すると、オナンの父親が「お前の義姉さんと寝て、孫をつくってくれ」とオナンに頼みました。

オナンは、どうせ父にとられてしまう子供などつくりたくはなかったが、父の命令には逆らえない。

そこで、義姉さんとベッドを共にすることはしたのですが、あの瞬間だけ、精液を地に洩らしたのです。

要するに、オナンがやったのはオナニーではなく”膣外射精”。「俺は、ちゃんと女とやって、だしたんだ。自分でやったのではない」－－－こんなオナンの声が今にも聞こえてきそうです。